「悲歌(エレジー)」 中山可穂 著

悲歌 エレジー

 中山可穂さんの本は好き。いきなり「小説の世界」にどっぷり浸かれるからです。
この本には3つのお話が入っていて、どれもよかったけど、やはり「蝉丸」はひさびさに面白く、一気に読みました。前にアンコールワットにも行ったことがあるので、よけいに情景が浮かびやすかった。

 いつも通常の「男女の愛」とは違った愛のかたちを考えさせられますが、「蝉丸」は特にそうだった。子弟愛、夫婦愛、愛人との愛、姉弟愛・・・保護者愛、父性愛?あ~生きていくって複雑。
とても尋常ではない人間関係の中、唯一「博雅の結婚観」、というのがこの小説の中であまりに平凡でま陳腐にみえたところがいい。
 映画化したら面白いだろうな・・・博雅役は是非、大森南朋さんで。
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by wenniao | 2010-03-08 21:23 | こんな本読んだ(Book) | Comments(0)
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