「マザコン」「トリップ」 角田光代 著角田光代さんの本が大好き。大きなストーリーの展開はないけど、共感できる部分が多いし、いろんな人生を垣間見ているような気分になれる。 この2冊は短編集なので、隙間時間に一話一話読むこともできました。 *トリップ (光文社文庫) どこにでもあるような普通の街で暮らす様々な人の人間模様が、時々重なったり。 みんな何気なく生きているようで、それぞれ重荷を背負って居たり、夢があったり、挫折したり。いろんなことを考えて暮らしているもんですね、当たり前なんですけど。「なんかわかるなぁ」というお話ばかり。 *マザコン (集英社文庫) ずばり、母と子のストーリーです。娘と母、息子と母。義理母と嫁。マザコンの話は実はあまりありません。 これは「夫婦」のような他人との関係とは全く違う、複雑な繋がりですね。 「母」という不思議な存在。子供にとってはいつまでも保護者である「母」の立場からゆるぎないのだけど、「母」にも少女時代はあり、結婚、出産、子育てを経て今がある。「母親」であり「一人の女性」であるのだけど、こどもの目線からはそれがどうも見えてこないものです。でもそれがふとしたきっかけで見えてくることがある。そのとき改めて親子の関係の複雑さに驚くんですね。普段はあまり考えたことはなくても、時折ふと襲われる気持ち、すごくわかるなぁと思いました。
by wenniao
| 2011-02-15 11:24
| こんな本読んだ(Book)
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Comments(4)
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na0920 at 2011-02-17 23:13
親子関係って、ホント難しいよね。じぶん毎週欠かさず母に電話することに対してなんと思ってないが、主人の偶にの電話をマザコンと思ってしまうね。男の子って、お母さんに対して、どう思ってるかに興味あり(−_−;)
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wenniao at 2011-02-18 23:01
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na0920 at 2011-02-19 13:18
主人は100%大阪人。姑が来る時必ず親子喧嘩する割にいくら自分大変な時期でも仕送り欠かさず(゚o゚;;主人を見ると、男の子は根からお母さんに優しいなって(⌒-⌒; )
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wenniao at 2011-02-19 23:20
na0920さん
そうだったんですね!大阪の方は中国の方に考え方が似てると思うのは私だけでしょうか・・・(^^ゞいいじゃあないですか、息子がお母さんを特別大事にする気持ちは万国共通ですね。
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