「ダブル・ファンタジー」 村山由佳 著

 世間一般の夏休みに突入し、仕事もすいて来たので思いっきり本が読める嬉しい時期になりました。
幸いここ数日涼しい~し。 
 前から気になっていた小説。村山由佳さんというと、さわやかな青春恋愛もの、というイメージがあったんですけど、これは・・・かなり違います。一般的に言われる女性作家の書く「官能小説」に近い。表紙もなかなかきわどいです(裏表紙が)。

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 でもどうも脚本家の主人公にはあまり魅力を感じなかったなぁ~。どうしても「業界人ってこういう人多い」という先入観があるからか。これこそまさに肉食系女子。
 途中テレビ取材で初めて香港に行き、天后廟の近くで文鳥占いをしてもらうシーンがあって。
え~!あるの、香港にも・・・。一度占ってほしい~ピーちゃんに!(すごくあたってた)
 この本を読んで、ここに興奮する人もいないでしょ、って感じですけどね(笑)。
香港がでてきたので、梁朝偉先生が出ている「ラスト・コーション」(色・戒)を思いだしました。

 そして、やっぱりさすが村山さんだと思いました。ご自身も鴨川で自給自足のような生活をしてらしたのを離婚を機にひきはらったと聞いているので、私小説に近いのでしょうね。作家って本当にすごいです。
 ところどころに「図星」という箇所がちりばめられていて、自分とはかけ離れた主人公だけど、時々共感させられる感じ、いい距離感でした。ラストのまとめ方も実に素晴らしい。

「ダブル・ファンタジー」ってジョンレノンとオノヨーコのアルバムのタイトルなんだそうで、ちょこっとそのことにも触れています。どんなに好きで一緒にいても、実は男女観ている視線が違う。なかなか同じ時に同じ感情で同一方向を見ることはできいないもんですね・・・。
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by wenniao | 2011-07-25 23:29 | こんな本読んだ(Book) | Comments(0)
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