「再会」 重松 清 著重松清さんもほぼ同年代の作家さんなので、とっても共感できる部分が多い。 この本は子供時代(主に小学校)の事をついつい思い出して、胸がキュンとなる話。 重松さんの小説は子供時代の懐かしい感情や中高年の悲哀をわかりやすい文章で書いてくれるし、人生をある段階経て、部分悟ったような落ち着き感があって好きですね。 7編ありますが、特に「チャーリー」がよかったなぁ。 チャーリーブラウンのチャーリー。子供のころ読んだ本を大人になってまた読むと、見方もかわるし感慨ひとしお、ということもあるのだわね。 そしてタイトルにもなった最後の話「再会」。最初の「いいものあげる」をよく読んでおいて。人の人生、運の良し悪し、だけではないと信じたい。 地元に住んでいるため小学校時代の友人ともまだまだつきあっているけど、あの頃の話をするたび、狭い世界でそれなりに悩んで一生懸命学校へ行っていたなぁと思います。先生との相性もしかり、クラスメイトとの話題選びもしかり。そして子供って無邪気さゆえに残酷なときもあり、そして心は繊細なものです。免疫ってものがないものね。 そして子供時代はどんな未来も開けているように思ったもの。だんだん年齢とともに現実と直面していって、選んで捨てて自分を知るようになる。 母となった友人たちの中でも、自分もそうだったから「今後この子もそうなって行くのかと思うとなんだか不憫で」という友達もいたっけ・・・でもそれが成長するということなんだよね。 それを思うと、今の子たちは結構クールに自分を客観視してる気もするなぁ(親が心配しなくても)(^^ゞ 最近は年賀状だけのお付き合いになってしまった小学校時代の担任のK先生に会いたくなりました。お元気だとよいけど。連絡とろうかな。
by wenniao
| 2011-08-28 09:24
| こんな本読んだ(Book)
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Comments(4)
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at 2011-08-30 18:13
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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masshy85 at 2011-08-31 15:25
世代は違うけれど、よく読む作家さんですよ。
すんなりと受入れられるというか、分かりやすいと言うか。 なるほど、そうなんだ、って思う事もあったりして。
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wenniao at 2011-08-31 23:27
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wenniao at 2011-08-31 23:29
masshy85さん
文章がわかりやすいですよね~。でもとても大切なことを書いていることが多いような。家族とか生と死とか。あっさり読めてしまうけれど後々考えさせられることが多いです。
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