人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「東京奇譚集」 村上春樹 著

 村上さんの本にしてはかなり地味な装丁・・・山本周五郎か藤沢周平かって感じです。
村上春樹の本は何度も読み返すけど「海辺のカフカ」は正直あまり面白くなかった。今回読んだ短編はふたたび村上ワールドへひきこまれました。

5つの話の内「偶然の旅人」「品川猿」がすごくよかった。

 「偶然の・・・」の様な運命に導かれたような不思議な出会いというのはやはりあるんだろうなぁと思います。このような状況にあったら、私だって見知らぬ人にもつい声をかけたくなりますねぇ、ほんと。

 「品川猿」は話の意外な展開に短編ながらはらはらして読みました。日本人はよく「言霊」という考え方をするけど、「名前」というのもそれに似て気がつくと見えない力にしばられて生きているのかなという気もします。

 お勧め度 ☆☆☆☆ (すぐ読めるので気楽に楽しめます)
by wenniao | 2006-04-22 21:01 | こんな本読んだ(Book) | Comments(2)
Commented by Sala at 2006-04-23 03:21 x
お久しぶり~。
相変わらずお元気そうで何よりです。
我が家では息子が無事小学校に入学し、毎日元気に学校へ通っています。
んで、犬を飼いはじめました(笑)。
自らを忙しくしているのは私です。
( ̄▽ ̄)ノ_彡☆ばんばん!
Commented by wenniao at 2006-04-23 22:47
HP読みましたよ~犬を飼うとは昔のsalaさんからは想像できないですねぇ。でも人間とは違う、時のすごし方をしている生き物が家にいるっていいことだと思います。愚痴の相手にもなりますし(笑)。私も今自分を追い込み中です。似てるね。
<< 私よりミーハー度高くない? スミレ >>