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「美しい心臓」「手のひらの砂漠」他

 最初の2冊は新聞評に載っていたものです。「愛の怖さと奥深さ」

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「美しい心臓」 小手鞠るい 著 
 20代の独身女性と40代家庭持ち男性の愛の物語。
男性がこてこて関西弁なところが、リアルです。あまりににも愛しすぎて、普段は道ならぬ恋にもがき「死んでほしい」とさえ思う女性。そしていよいよ相手が危ない時には「生きていてさえくれれば」と願う、この女心。うわっ、複雑ですね。でも共感できるのは同性だからですね・・・。

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「手のひらの砂漠」 唯川 恵 著
 恋愛結婚で幸せになるはずだった生活から一転、夫からのDVから逃れシェルターで生活をする可穂子。弁護士のもと、なんとか離婚にこぎつけ、再出発をとおもうと、元夫がどこまでも執拗に追いかけてくる。ストーカー殺人、など、人間の法律や一般常識からは外れた人間がいるのだという恐ろしい事実。これも愛ゆえの行動といえるのかどうか。身震いしますが、面白かったです。
DVって、結婚前にそういう素質って何かしらわかるんじゃないのかなぁと思うのだけど、やはり一緒になってみないとわからないし、お互いの気持ちが複雑に絡み合って本当に解決するのは難しいものなんだなって思いました。 

「蛇と月と蛙」 田口ランディ 著
 短編6作品。
田口ランディさんの本って、書きようが様々なのでつかみどころがないというか、そこが面白い。
男性目線か?女性目線か?どの作品も同じ人が書いたとは思えないところがあります。
しばらくしたらもう一度読んでみたい感じの本。

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「スナックさいばら おんなのけものみち」 西原理恵子 著
 すごいタイトルですねぇ( ´艸`)
この本もちゃんと図書館にありましたとも!女だけのぶっちゃけドロドロトークです。
男性ももちろん読んでいいのだろうけど、そばの女がこんなこと考えているのかと思ったら、恐ろしくなりますわね、ホホホ。でも、結構的を得ていて相当ウケます!
 そこここに「よく言ってくれた!」という拍手ポイントがあり。語録が作れそうです。
パート仲間に夫が鹿児島出身という方いるのだけど、
「鹿児島と書いてイスラムと読む。九州男児と書いて回教徒と読む」
に大ウケしてました(・∀・)
 読み終えて、このタイプの「おとこのけものみち」版があったら、おっかな~と思ったね。読んでみたいけどね(^^♪
by wenniao | 2013-10-15 20:39 | こんな本読んだ(Book) | Comments(0)
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