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「夜のジンファンデル」「リミット」「幸せな生活」

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「夜のジンファンデル」 篠田節子 著

 短編6話。どれも面白かったです!
篠田さんの作品って、けっこうごり押し的なイメージも受ける時があるのだけど、かなり女性目線なのが面白い。出てくる女性はみなある程度強い生命力を感じます。背筋がぞくっとする話がいい。おススメです。(ちなみにジンファンデルとはブドウの品種、だそうです)
 
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「リミット」 五十嵐貴久 著

 どんな話が全く知らずに読み進め、一気読み。
懐かしいラジオの深夜番組の、ディレクター、パーソナリティ、リスナーのあり方を問う(!)珍しいストーリーでした。番組の時間は決まっている、刻刻とすぎていく時間の中、ぎりぎりの決断をしていく男たち。こういう世界もあるんだなぁと。

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「幸福な生活」 百田 尚樹 著

 短編ですが、最後の1行で「!!」となる物語。絶対ラストは先に読んではいけません。
行数をうまく考えつつ1編の作品に仕上げるなんて、すごいな~。原稿用紙時代ではできない技ですよね。京極夏彦さんも読み手の「ページめくり」を意識して作品作られてますよね。
 ひとつ書き下ろしたという「賭けられた女」だけ2度読んでもよくわからず(解説のクドカンもそうだったらしい)、yahoo知恵袋にも質問があったので、その回答を読んでやっと理解しました。百田さん、ひねりすぎだよぉぉ。
by wenniao | 2014-05-22 10:52 | こんな本読んだ(Book) | Comments(0)
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