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「五十坂家の百年」 斉木香津 著

 
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 なんとも不思議な展開の小説、面白かったです。

 いわくつきの家族。
大きなお屋敷って、塀に囲まれて閉鎖的だったら
なかで何が起こっても世間にはわからないのでしょうねぇ・・・
 でも事を起こした当人は普通の人たちであって、一生背負わねばいけない。

しょっぱな4体の白骨死体が見つかるところから始まるのだけど
読んでいる途中には殺人事件「らしきもの」はでてこないので
五十坂家(いさかけ)の百年物語をたんたんと読んでいるようなのですが、
後半になって、あちこちちりばめられた伏線がきゅっと集約して来て
「あ、ミステリーだったのか!!」と気づかされるような。
 とても構成に感動しました。

この作家さんの他の作品も読んでみたい~(^.^)
by wenniao | 2015-10-14 10:16 | こんな本読んだ(Book) | Comments(0)
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