「箱根駅伝」
好きな人はテレビから2日間離れない感のある「箱根駅伝」。
お正月番組はつまらないのでなにげに私もテレビのチャンネルをあわせるけど、真剣に記録や選手をチェックしているわけではない。 父を早くに亡くしたので母方の親戚ばかりとつきあいが多く父方親戚とは縁が薄い私。でも年に一回「箱根駅伝」の時ばかりは父方血筋に思いをはせてしまう。それは父方祖父が箱根駅伝の創設者の一人であり、実際祖父自身も箱根を走っているという話を聞いてからだ。 そもそもその事実はつい10年程前に発覚したわけで、母も知らなかったというビックリ仰天ニュースだった! 数年前「箱根駅伝の歩み」という特番があり、その時の祖父の掲載写真の件で叔父(父の兄)から家に電話がかかってきた。それで母も知ったというわけ。 何故そんな誉れ高い事を父は母に告げていなかったのか?? どこの家庭もいろいろ問題をかかえているわけで。祖父は某新聞社局長まで務めたちょっとした名士だったようで女性にもてたよう。晩年は家を出てしまったらしい・・・それで家族一同「お父さんなんて嫌いっ!」という事になって、今となってはお墓も別。生前父も自分の父親の話はほとんど母にしなかったらしい。母も「マラソンの選手だったらしい。オリンピック選考会で水を飲みすぎてお腹をこわして出られなくなった」という所までは聞いていたそうだ。 いまさらですが・・・インターネットってすごいですね。 親族でも語り継がれていない事実が結構簡単にわかってしまう。 祖父は『札幌~東京間(約830km)を22日で走破した』ことがあるそうで(*_*) 私はその祖父に一度も会った記憶はない。物心つく頃には他界していた。だから想い出も何もないけど、ふと父方の血筋を感じるときがある。会社で歩いた九十九里踏破大会。女性は45キロでオッケーだったのに、なぜか足取りも軽やかに70キロ歩く事ができたのは、今思うと祖父の後押しがあったからかも。昔から文字を書くのが好きなのも記者をしていたのと関係あるかなとも思う。高校時代の私的地獄「たんぼ」(マラソン)の時ももしこの事を知っていたら私のフットワークも幾分違っていただろうな~(笑) 「箱根駅伝」発端は上野発の電車の中で知りあい2人と談笑していたことから始まったという事。それが今や国民的正月行事として連綿と続いているという事実にはいつも驚かされる。だから普段はほとんど話題にもならない父方祖父の存在も「箱根駅伝」の2日間だけは思い出そうと思う。 すごいよ、おじいちゃん! 家族には少々恨まれていたかもしれないけど、孫の私は心から尊敬してる。
by wenniao
| 2007-01-03 22:15
| 生活(Life Style)
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Comments(2)
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from nakamegur
at 2007-01-04 12:07
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すごい!すごい!
今だから語れる先祖の話は楽しいです。
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wenniao at 2007-01-05 00:09
nakameguroさん、新年快楽!
すごいよね~書いていてそう思った。 先祖なくして今の私はないし、事実を知ることは大事だよね。叔父叔母の記憶も年々怪しくなってくるので聞く話は聞いておかないと(;^_^A
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