「マドンナ」 奥田英朗 著

マドンナ (講談社文庫)

 5編の短編集。奥田さんらしく中年哀歌っぽくて、面白かったです。
「みんないろいろあるけど、頑張ってるよな~(で、私も頑張るか)」
と思える作品で読みやすい。

 特に「ボス」は面白かった。急にやってきた女性のボス。今までの土臭いやり方をキッパリと否定する隙のないエリート、でもある日「やはり人間だった」、という一面を見てしまうお話。ダンナの目を盗んで山崎まさよしにうっとり酔いしれる奥さん、よ~くわかります(笑)
入って欲しくない聖域みたいなもんですね。(というか家の場合は「入りたくもない領域」のようだけど)
「パティオ」もすごく面白かった。一人でいたいような声をかけて欲しいような、そういう気持ち。知らない人に声をかける勇気ってこういう感じだと思う。

 余談ですが作家の奥田さん、週刊誌に載ってましたな~ラップ口座で大損した話し。
ざっと読んだだけだけど、さすが作家だけあって、損している話しも面白い小説のように読めてしまうのね~。ホント、そのうち間違いなく本のネタになるでしょう。
 昨日のNY株式大幅下落、恐ろしいですね~・・・。きっと奥田さんのラップ口座はまたまたマイナス、になっているはず・・・
我が家にも一応「ファンドラップ」の話が来たけどなんといっても全然大口顧客じゃないので、アンケートに答えただけ。かまわれもせず、でよかったこと。

 海の向こうの身の丈を知らない人達の借金騒動にここまで巻き込まれるとは(>_<)ヽ 。しばらく様子を見るしかないか。いろんな「専門家」があ~だこうだと先行きの話をしているけど、一年前日経平均2万近くいくとかいっていたのもこの人達。こんなプロ集団でもサブプライム問題の発覚が読めなかったのだから、信じろというのもどうかと。

こうなると「タンス預金」もまんざら悪くない感じがする。信じられるのは我が身だけ。地道がいいのね、きっと。
 
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by wenniao | 2008-10-01 12:15 | こんな本読んだ(Book) | Comments(0)
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