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「六月の雪」 乃南 アサ 著

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 最近、天候の寒暖の差&更年期の一人寒暖差のおかげで夜が眠くてしかたがありません。
でもこの本は読みたかったので厚さにめげず頑張りました112.png

同居していた祖母が骨折入院。急に昔住んでいた台南を恋しく思う彼女のために、なんとなく人生をくすぶっていた孫娘未来が一人台南へ飛び、現地のさまざまな人の助けをかりて祖母が住んでいた町や学校、懐かしい景色までたどりつく、というストーリー。
 自由旅行ではない案内してもらうパターンの旅行へいくと、ガイドさんの良しあしで旅の魅力、その場所の魅力さえ印象変わっていきます。
そして「この人以外がよかった」もしくは「ああしてほしかった」とか「ちゃんと要求をつたえればよかった」「ちゃんとお礼をすればよかった」などいろいろその時は考えてしまうもの。でもしばらくすると忘れちゃうもの。
現地で会った人とも「もうこれで会う事もないかも」とも思う。
不満や感謝、短い期間ではあるけど色々渦巻きます。そんな気持ちをよく文章に表してくれたなぁと思いました。

 台湾の歴史。私もぼんやりとしかわかっていなかった部分が多い。そうか、そうだったんだと読んで再度確認しました。
もと日本の植民地。言語統制もひかれた場所。暗い歴史も含めて理解しなくてはいけませんね。

 そして未来がつぎつぎと訪れる場所をLINEで母に送り祖母もみられる時代。
祖母側も昔の台南を懐かしむとともに、骨折入院なのに頭が少しづつ壊れていく自分、自分の娘なのに理解不能な行動をする現実。昔と今を交互に対峙する描写もとてもリアル。
 雪の降らない台湾で降る「六月の雪」。いいタイトルです。



ネタばれ
# by wenniao | 2019-06-01 13:06 | こんな本読んだ(Book) | Comments(0)

「茗荷谷の猫」 木内 昇 著

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 全く知らない作家さんの本を読んで「面白い!」と感じるのは読書の醍醐味かと思う。文体も好み。
9話の東京各所にまつわるショートストーリーなんだけど、微妙に連鎖していて、楽しめます。一気に読むのがお勧め。

 最近「昔の東京」についてちょっと興味があって(タモリさんではありませんが)。
池袋とか渋谷とか、今の繁華街からは想像もつかないけど昔はかなりの「僻地」、雑木林や川や沼があったんですね。
そんなことも想像しながら読みました。

特に「茗荷谷の猫」や「隠れる」は面白かった。
「隠れる」は一人で気ままに生活したいのに、意に反してどんどん人がよってきて面倒ばかり起こるはなし。そういう星のものとに生まれたんだか何なんだか。
「黒焼道話」も「黒焼」というものを初めて知ったので興味津々。心穏やかになる薬の研究をひたすら続ける男の話。
浅草にあったという12階建ての「凌雲閣」、これにも興味津々。画像みるとイスタンブールで登ったガラタ塔みたい(今のスカイツリーみたいなものかな) 
「てのひら」は短いお話だったけど泣けました。


# by wenniao | 2019-05-01 11:15 | こんな本読んだ(Book) | Comments(0)

「にょっ記」「にょにょにょっ記」 穂村弘 著

 はい、大好き大好き穂村さんの本です。なんてパソコンで打ちにくいんだろう「にょっ」。
そして今気がついた「にょにょっ記」をぬかしていたではないか!(笑)
まぁたぶんそれほど問題ではないと思われます。すぐ予約します!

つかれた一日、頭を空にして読める楽しい一冊です。超癒されます110.png

アラビア数字が日本にやって来た時最初に日本人に書き方を説いた本、ご紹介がありますがすごく面白い!
何事も最初あり。
穂村さん、電車にのってもぼーっとせずに会話に耳をそばだてているんだなぁ・・・
日記は日常を切り取り残すもの。毎日ためになること、ぎょっとすること、ばからしいこと、いろんな事が起こるよね、また明日もそうだよね、でもそうやって頑張って生きていこう、ね、って思える本です。

# by wenniao | 2019-04-30 15:03 | こんな本読んだ(Book) | Comments(0)

勉強しながらお花見(大学編)

 残念ながら今日も曇り。
どこかショッピングセンターに行っても何も欲しいものはなし、ということで久しぶりに大学へ行くことにしました!
桜の季節には特等席があるのだよ、ふふふ。
それは付属図書館3階にある学習コーナーからみる満開の桜179.png
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高い位置から見るので目の前が桜なの。蜜を吸いに来る鳥さん達も目の当たりにできる絶好のロケーションなんです。
いやいや、でもちゃんと勉強。中国語の本を読み進めました。家じゃあなかなか勉強ってできないもので。

お昼はおなじみの中華「回頭」(フイトウ)。大学からあるいて3分くらいかな。
こじんまりとした店ながらお昼もけっこう人が入っている人気店。シェフは日本人らしいのですがとても丁寧に作っていて、美味しいし、ランチ時につくフリーのサラダバー(?)が意外に美味しい(春雨サラダ、野菜、カリカリの春巻き揚げ?)。
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最近日用雑貨の買物をしていないので週末でまとめ買い。
4月1日から食料品が続々と値上げ傾向です。といってもまとめ買いして腐らせても・・・なので気を引き締めて無駄にしないようにしなくてはいけません115.png


# by wenniao | 2019-03-30 20:50 | こんな所へ行った(Place) | Comments(0)

家族でお花見(浅草、巣鴨編)

 お花見第二弾。
毎年恒例、旦那さん側のお墓参りをかねて母を連れて浅草へドライブ。そのまま巣鴨へ。
隅田川の桜が、なんと悲惨なことに(>_<)
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塩害のせいでしょうか、こんなにばっさりと枝を切られてしまい無残な状態に。
去年来てなかったからわからないけど、今年から?
「さくら祭り」となっているけどかなりイマイチです。
桜は枝が垂れているのが美しいと思うのだけど。
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浅草寺。外国人比率が高すぎる!レンタル着物を楽しむ人が多くなった。着物業界としてもいいことなんじゃない?
柳の青もいい色になりました。春だね~うきうき。
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おなじみのお店でランチ。浅草の通りが見渡せていいお店、ここまでくると店内日本人しかいません。
浅草も有名店は大行列(きっとトリップアドバイザーとかに載っているのであろう)。
旦那さんの親せき筋に「あさくさ」という情報誌を長年手がけている方がおり、まさに浅草通なのですが、その方曰く
「今の浅草には本当に『安くてうまい店』、というのがなくなった」とぼやいています。確かに。高くてうまいのは当たり前でしょ~・・・。

 おばあちゃんの原宿、とは本当によくいったもんだよ巣鴨。
試食も漬物やらお菓子やら、そしていいころにお茶屋さんがあってお茶も試飲できる(笑)
母も日ごろあまり買物をしないがここぞと財布のひもがゆるみます。
(旦那さんはその間パン屋さんの2階で読書)
浅草もいいけど私が外国人なら巣鴨の方が面白いんじゃないかな(っていうか私ももうおばあちゃんに近いからか?)
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そしてラストはここも母が大好きな場所「染井霊園」。桜もさることながら、いろんなお墓を見て歩くのが好きらしい。
NHK朝ドラ風にいえば「私は石屋の娘です」(*^。^*)そして私は「石屋の娘のむすめです」から。
お花見の他にも犬の散歩に来ていたり、有名人のお墓をめぐってみたり、けっこう人がいるものですねぇ。
結構な距離をずんずく歩きました。元気やな・・・

また来年も元気で来られますように!
 

# by wenniao | 2019-03-28 14:19 | こんな所へ行った(Place) | Comments(0)

桜の季節到来!

待ちに待った開花宣言、でも東京では「満開」とニュースで聞くも千葉はまだ2分咲き?位、肌寒いしなかなかお天気も続かない今年です。そんな中まず第一弾!

 1月から日本語をボランティアで教えているフィリピン人のIさん。
英語の先生で2歳の娘さんがいます。話が面白くていつもほぼ日本語と英語半々のおしゃべり、ぶっちゃけ私の英会話学習みたいになってしまっています。センターでいつもテーブル予約して待ち合わせてますが、この日は天気もよかったので朝急きょ「お花見Let's GO」、Lineで予定変更、千葉公園へ行きました179.png

 染井吉野、は日当たりのいいところでは満開179.png179.png

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彼女の住んでる所や保育園の付近には公園がないそうで、はしゃいでいる子供たちを羨ましそうにみてました。
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いつも楽しみなムスカリとのコラボもまだまだでした。ムスカリがそのうち終わっちゃうよ・・・
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彼女はまだまだ若いのだが、歩くのがかなりのんびり。歩くのに慣れてないんだそうで。
だいぶ疲れたかなと思ったけどこの満開の桜につられて護国神社まで!
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ここまでの大木で満開になるとなかなか見事。いままでの経験から、外国人の方はどちらかといえば染井吉野の可憐な薄紅色よりも色の濃い花の方が好きみたい(*^。^*)

 その足で中央図書館も案内。英語の本、日本語勉強の本、英語の絵本も沢山あるし!
実はこの日が3カ月機関の最終日でした。一緒にドトールでランチ。
彼女も日本人チックなキュートな顔立ちですが、いとこ達もみな美人揃いで、なぜか皆ぞくぞくと日本人と結婚が決まっていくそうです。
目下大変気になるのは「プロポーズはモルジブ、婚前写真旅行で現在1か月ヨーロッパ旅行中(しかもフィリピンのセレブ御用達のウェディング写真家が同行)、式はセブ島で一番高いホテル」という超リッチな日本人男性がいるらしい。
誰よ誰よ~ZOZOの前沢社長よりリッチマンな人って!(彼女の夫も日本人だがデートはしばらく割り勘だったらしい)
お金持ちだが医者ではないし・・・不動産王?遺産相続?(笑)8月の挙式が部外者なのに何故か楽しみ。
話はいつもつきず、名残惜しいけど私は午後仕事へ(>_<)

 この日はお天気も良くてまさにお花見日和179.png



# by wenniao | 2019-03-27 13:55 | こんな所へ行った(Place) | Comments(0)

「鏡の背面」 篠田節子 著

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 篠田節子祭、まだまだ続いてます173.png
ひさびさの厚さの本に「読めるかなぁ…」と不安になったものの、面白すぎて一気読み!でした。
さまざまな理由で行き場のない女性たちの駆け込み寺的施設が家事になり、子供をすくおうと身を呈して命を落とした2人の女性。そのうち一人は検証の結果全く違う人物だった!という衝撃的な話から始まります。
 同じ時間を同じ屋根の下で過ごしていた人にとってはきつねにつままれた感じ、でもちょっとしか接点がなかった人にとってはちょっと違和感感じるところがあった、というのはまさに人間の盲点。

 メインの登場人物が私と偶然同じ名前なので、またまたドキドキしながら読み進めました。ネタばれ、にのせているので読み終わった方は是非そちらを!


ネタばれ
# by wenniao | 2019-03-25 13:28 | こんな本読んだ(Book) | Comments(0)

「理由あって冬に出る」 似鳥 鶏著

 
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 高校の友達から「高校の校舎が舞台の本がある」と聞いて、読んでみました。
今まで全然聞いたことがなかった!あまりに有名な作家は椎名誠さんなのですが、結構ほかにも輩出しているのですねぇ。
この作家さん(にたどりけいさん、とお呼びするのですね)は私よりもはるか下の学年、だからすでに校舎もかなり古びていたからこういう物語が生まれたのかもしれない。

 学園ものミステリー。最初の部分はいかにも我が校、主に別館の話です(音楽とか美術教室があったところ)。
若者テンポについていけるかワタシ、と読み始め、「ん?」という2ページがはさまれていて、なかなかトリッキー。途中まったりしてしまったけど、大丈夫、読めました。いろんなジャンルに挑戦してみるのもたまには面白い。

文学部部長が冷静に活躍していたのも好感度アップ(私は文学部出身)(^.^)

# by wenniao | 2019-02-10 17:00 | こんな本読んだ(Book) | Comments(2)

寒いのに・・・雪見温泉へ

 年末年始、長い休みをおとなしく家で過ごしていました。
やっと重い腰をあげていったのは那須の茶臼岳麓の秘湯、「大丸(おおまる)温泉」。私は暖かそうな熱海がよかったのに・・・ 秘湯好きの旦那さんに押し切られました。
 電話をかけて宿に雪の状態を聞くと「現在30センチくらい」・・・積もってるやん105.png

 今回は電車で。やっぱり新幹線に乗ると気分が一気に旅気分になりますね!東京から那須塩原までは近いもんで。埼玉過ぎたらすぐです。大丸温泉までのバスって1日に3本ほどしかありません。(事前予約済み)
お昼前についてしまったので、どうするかな~と思っていた所、「那須アウトレットパーク」への無料バスが!しかも20分ほどで着くという。行く行く。ノープランだったので乗り込んでそこでランチ、ちょっとグルっとみてまたバスで駅へ。
日曜だったのでそこそこ若い人もいましたが、冬の平日ってどうなんだろう、ここは・・・。(ちょっと心配)
夏にリゾート気分で来るにはいい場所かもしれない。

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 バスへは予約なので乗る時チェック、券をもらって降りるときにまた渡すというシステム。料金は旅館持ち。
旅館の送迎バスは維持も変だものね・・・いい案です。

 那須へは何度か来ていますが、冬は初めて。
山を登っていくとだんだんと雪が積もっていて、茶臼岳近くなったらスキー客の姿も。おお!雪山!105.png
那須ロープーウェイ山麓駅でバスを降りて、そこから温泉旅館のバスに数組乗り込み割とすぐに着きました。雪さえなければ歩いても行けた距離。

 大丸温泉旅館、は200年の歴史のある老舗。由緒あるたたずまい、とても落ち着くところでした。乃木大将も温泉をとても気にいり何度もいらしてたそうです。

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館内に飲泉所があって胃腸や便秘によいとか。(メタケイ酸という成分が含まれている)早速温泉に。
ここの源泉は無味無臭。透明ででも肌はつやつやに。もちろん私の持病、リウマチにも効果あり(って、だいたいどこの温泉も効果ありなんですが)

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有名な「川の湯」は男女混浴!でもちゃんと専用の服(湯あみ?)があるので心配なし。本当に源泉が川になっていて足場も石や砂。広い。たださすがに寒いのでその服自体があっという間に冷えてしまうのでダッシュで内湯にもどる(笑)
ワイルドな雪見温泉です。写真がないのが残念。
冬は露店も閉鎖している個所がありますが、女性風呂はひとつあって、本当にそこは雪見。満月に近い月をみながらの雪見温泉、かなり贅沢な気分になりました。しかし、ここまでしてお風呂にはいる日本人って温泉好きよね110.png

 お料理も本当にどれも美味しかった。器も素敵だし。特に栃木牛のしゃぶしゃぶ鍋。ここでも温泉水をつかったスープ。

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今回は実は結婚30年というアニバーサリー旅。いつもよりもちょっと奮発したお宿でした。やっぱりある程度のお値段ならお料理も充実感あるなぁと。
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こちらは朝食。温泉水のお粥!旅へ出るとあればかならず私はお粥さんです。

外は雪ゆえ、ひたすら宿におこもり。部屋には炬燵もあり、テレビも2台。本当はぎりぎりまでゆっくりしたいところですが、なんといってもバスの時間があるので、早めに退出。
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 途中、那須温泉神社、でおりてお参りをしました。
お正月にひいたおみくじが最悪だったのでリベンジです。今回は大吉!

旦那さんのは「あなたは思ったよりも体力がないので健康に注意すること」(ほ~らやっぱり!)
私のは「いつもと違う旅行手段が吉」(って・・・なによ。船か?)
なかなか突っ込みどころがあって面白いおみくじでした101.png

そしてまたまたノープランでしたが、黒磯駅によって近くの黒磯銀行の建物のカフェでランチ。
天井が高い!ここの長いこと愛されている定番メニューを。しそを混ぜ込んだバターライス、なかなか癖になる美味しさ。
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帰りはまた新幹線で帰ってきました。那須塩原駅では駆け込み乗車的な新幹線のり。乗ると旅気分になる私たちとはちがって、栃木の方はきっと在来線の早い方、みたいな感覚でひょいひょいとのるような気がします。のってしまえば1時間少しで東京だものね。

 もう一回違う季節に泊まりたい温泉宿でした。贅沢なリフレッシュしてしまった。また頑張ろ。

# by wenniao | 2019-02-01 23:00 | こんな所へ行った(Place) | Comments(2)

「ゴサインタン~神の座~」 篠田節子 著

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 篠田節子祭りがまだ続いています。この本もちょっと厚い大作です。
社会派の話が多い篠田さんの作品ですが、これもひとつ「農家の男性の嫁問題」。
本当に切実だと思います。以前私も数人の中国人女性のお嫁さんと話したことがあり、彼女たちは20代、でも夫は40過ぎ、というパターンが多く・・・でも義理の両親はとても大事にしてくれるという事でまあまあ幸せそうではありました。

で、この話はネパール人の妻と結婚した男性の話です。
男性の方はただ単に農家を手伝ってくれる、孫の顔を親に見せて安心させたい、という軽い気持ちでお見合いをし、まあまあ日本人に近い顔の女性と結婚した、それだけの普通の男性です。
ちゃんと相手の国にも行き、どんなところの出目で親がどんな人なのか挨拶もしなくてはという一般的な意識を持った人です。

しかし、ひとくちにネパールといっても種族が多様で一般のネパール語も通じない、風習も複雑。
でもそのうちに日本に慣れていくだろうと家族で大事にして仲良く暮らしていたのですが・・・・
とんでもない人生になろうとは!面白くて一気読み!




 後はネタばれで。
# by wenniao | 2019-01-19 11:18 | こんな本読んだ(Book) | Comments(4)