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西条八十「かなりあ」

 先日地域新聞の編集後記で西条八十の童謡「かなりあ」について書いたものを読みました。前から「なんて残酷で美しい詩なの」と印象深く、でも不思議に思っていましたら、一気に問題解決しました。
 これは結婚当初株に手を出して大儲けしたことに由来するそうです。作詞活動は苦しく実入りも少ないでしょう。一方株は当たれば苦労はしないで大金が入る。でも彼は株はやめたそうです。その自戒の詩なのだと知って、さすが違うわと思いました。

♪「金糸雀」(かなりあ)

唄を忘れた金糸雀は 後ろの山に棄てましょか いえいえ それはなりませぬ
唄を忘れた金糸雀は 背戸の小藪に埋けましょか いえいえ それはなりませぬ
唄を忘れた金糸雀は 柳の鞭でぶちましょうか いえいえ それはかわいそう
唄を忘れた金糸雀は 象牙の船に 銀の櫂 月夜の海に浮かべれば 
   忘れた唄を思い出す
  
 我が家にも赤カナリアが1匹います。冬には完全に唄を忘れている(というか寒くて気が向かない)ので、そんな子を捨てたり埋めたり、ぶったりしないで~って思ったものです。
でも暖かくなると気分も乗ってきてコロコロと美声を披露してくれます。
花冷えが続きますが、早く毎日ポカポカになるといいな。
by wenniao | 2006-04-08 22:05 | 音楽(Music) | Comments(2)
Commented by wpz2007 at 2006-04-10 00:41
鳥が鳴いて。。春の桜が舞い。。。
ああ。。。優雅な生活ですね。。。
Commented by wenniao at 2006-04-10 21:34
そう書かれるとととても優雅に見えますが、かなりばたばたの生活です(笑)
でもうららかな日に小鳥が気持ちよく鳴いているのを聞くのはやっぱり幸せな気分です。
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