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「なぎさ」「平凡」

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 「平凡」 角田光代 著

 人生の「もしも」にまつわる短編6話。
人生って選択の毎日だと思う。人間関係、仕事、結婚、・・・小さなことから大きなことまで。
毎日の献立、洋服だって選択です。そんなちょっとした出来事が「あのとき・・・だったら」という発端になるかもしれないわけですね。誰にだって経験がありますよね。

 現在の私だってそう。「あのとき盲人レーンを自転車で走らなければ」です(泣)
よい方向へ行く時もあるのだ、いちいちくよくよしていてもはじまらん。
自分の選択が間違っているかどうかなんて誰にもわからない。大事なのは今の自分。そしてたとえ失敗したとしてもそれが今につながっている。人生無駄なことなんてないよね。

 「なぎさ」 山本文緒 著

 大好きな作家さんの長編小説です。平凡な生活を送っていた夫婦の元に転がり込んできた妹、夫とその同僚、その友達。さまざまな人間模様があり、それぞれ人生をうまく乗り切れないでいる。一見うまく乗り切って見える人さえも。
 人間はいつでも再生できる。人に自慢できない人生だっていいじゃない!いい事悪い事背中合わせ、なんだものね。
そして人のつながりも。煩わしいこともあるけど、目をそむけてもつらいなら戦う事もあり。それ以外の事はなんとかやり過ごして生きていけたら御の字だなぁ・・・。

 (この2冊はうちにありました(なぜか旦那さんが購入)。読みたいお知り合いの方はお声かけを~。)
by wenniao | 2015-09-07 11:11 | こんな本読んだ(Book) | Comments(0)
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