「長女たち」「ベルリン発プラハ」

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「長女たち」 篠田節子 著

 主人公が長女の3編入っています。

最初の「家守娘」。面白かった!
ボケているのか正常な判断なのかわからないお母さん。読み始めは介護の話かと思いきや、お、そう来るか!とはらはらしながら読みました。
結婚して家を出た妹への第3者的意見への腹立たしさとか、家の将来を自分の将来とひっくるめて考えないといけない立場とか、私も長女なのでわかる部分もあり。

「ミッション」は偶然にもインドの過疎地へ赴任する女医さんの話。医療が進めばいいってもんじゃないのかも。長寿になったからといって人にとってそれが幸せなのかどうか。だらだらと病気を抱えて苦しんで生きるより、人生の役目が終わった時点でコロっと逝くのもありかなって考えさせられます。

「ファーストレディ」
まさに母と娘の葛藤の話。育ててくれた恩、今はどうしようも自制心がなくなってしまった母。さかのぼって思えば母も一人の女性として大変な人生を生きた経験があり、理解はしても介護となるとブレーキがきかなくなることも。
言う事のきかないプライドの高い高齢者ってけっこういると思う。
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「ベルリン発プラハ」 ドリアン助川 著

 たまたま読んだ俵万智さんの本にでていたので、読んでみました。ドリアンさん、色々過去にはあったようですが、今は何をしてらっしゃるのか?
一人の女性を探して、コペンハーゲンからプラハまで旅をする男性の話です。
俵さんが何度も読んだ、というだけあって、とても面白かったです!私も何度も読めちゃうかも。
コペンハーゲンからハンブルグへの電車が車両ごとそのままフェリーに乗るなんてびっくり!(思わずネットで検索)
ちょっとした手がかりから行方不明の彼女のいそうな場所がわかっていくのですが、これはもう「逢いたい」一心で運命が切り開かれていく感じ。
 ヨーロッパの景色に彼女の姿を探し求めつつ、過去の楽しかった2人の出会い、日本での思い出や後悔を回想していく流れがとても自然に読めました。

 プラハへ導く曲、スメタナのオペラの大作「バリボール」、全然知りませんでした。スメタナと言えばモルダウですもんね・・・特に日本人は。でもチェコ人は「バリボール」なのだそうです。
プラハはどこをとっても絵になるという憧れの中世の都市。ますます行ってみたくなりました!


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by wenniao | 2018-03-19 10:41 | こんな本読んだ(Book) | Comments(2)
Commented by masshy85 at 2018-03-22 21:06
そうですね、医療の発達で寿命は伸びたかもしれませんが
どう生きるかが難しいですね。
好きなことをするにはお金がいるし、
それにはお金がいるしね。
難しいわ、私には。
Commented by wenniao at 2018-03-22 22:15
masshy85さん
元気なら長生きもよいけど、病気かかえてつらいのに長く生きなくちゃいけないのは辛いなぁと。女性は長寿だけど、生きるにはある程度お金が必要ですものねぇ・・・年金あてにならないし、みんな、難しいですよ(>_<)
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