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難航きわまりないL君アルバイト探し

 一人暮らしの中国人留学生L君、前のバイト先を首になり(働ける日数が少ない為)次が見つからない。生活が逼迫してきてかなり焦っている様子。
 一番の問題は彼が聾唖者だというところにある。
 まず、市の障害者専門窓口に相談したそうだ。一件電話をしてくれたら
「やっぱり口が利けないと難しいねぇ~」と断られたらしい。今までここはずいぶん彼には親切だったが、バイト探しとなると無力らしい。
 学生ゆえ週2回ほどの勤務、しかもサービス業系はダメとなると、肉体労働系になってしまう。それでも片っ端からあたっても、みんなダメ。仕事自体はしゃべらなくてもできるものが多いが、
「現場の指示をいちいち紙に書いているほどヒマじゃないんだよ!」ということなのだ。
あとは現場での事故を怖がる企業が多いということ。「あぶない!」という言葉がすぐに伝わらないのは危険であるという理由である。

 ふと思う。日本人で聾唖の方は、アルバイトしないの?!
映画「バベル」でもみんな遊びまくってましたよね・・・
そういう情報ってほとんど耳にしたことがないなぁとつくづく思った。

 かえって就職の方が簡単なのかも知れない。企業で何人か採用する決まりがあるからだ。
あちこち連絡してすべて不採用という状況をうけて、彼もかなり疲れたそうだ。私から見ると、彼の考えは若干楽観的過ぎたとも思う。これが日本の現実だ、と思い知ってしまっただろう。
どこかないかねぇ~障害者に理解のある所。
by wenniao | 2007-06-07 23:23 | 日中交流(C-J Com.) | Comments(0)
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