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「切羽へ」・「不格好な朝の馬」 井上荒野 著

  明け方4時の地震には驚きましたねぇ。福島県の方、本当にお気の毒です。いい加減にしてくれって感じでしょうね。久々に携帯電話の「地震警報」がなったんで「なんだなんだこの音は??」と思った矢先にぐらぐらと・・・
 それじゃあいざというとき間に合わないじゃん(>_<)
 
 それに加え、なんでこんなに涼しいんでしょうか?いいんですけど、すごしやすくて。コーヒー飲みながら本も読みやすくて。まるで秋の読書タイムのようです。拍子抜けしてしまいますね。8月はこれからですけど・・・

 最近雑誌や新聞の記事でよくみかける井上荒野さんの本を初めて読みました。この方もほぼ私と同年なので共感できるものが多いのでは、と思いまして。お父さんが小説家、というのを聞いて「井上靖」さんだとばかり思っていましたが、井上光春氏の長女さんだったんですね・・・。

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「切羽へ」
 直木賞をとったのでこの小説が一番面白いのではと思ってまず読んだんですが、う~ん、かなりいまいちな本でした。「切羽」(キリハ、というらしい)というタイトルの意味、炭鉱のトンネルのこれ以上先に進めないという突端部分、という言葉だけは「すごい!」と感心。いままで生きてきて聞いたことのないインパウトのある単語です。そのわりには話は淡々とゆるやかに・・・終わっちゃいました。映画化したら途中寝ちゃうかも、くらいな。
「ミシルシ」ってなんだったんだ?結局私にはわからずじまい。

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「不格好な朝の馬」
 短編集かとおもいきや、7つのお話が登場人物がゆるやかにつながっていて、こっちはあっというまに読破。人間の心理って、一筋縄ではいかない複雑なものなんだなぁと思わずにはいられない。その刹那にはこれがべストと思っていたものが、時がたつと揺らいで迷って、自分でも思わぬ方向へ行ってしまう、ってよくあることかもしれません。
 それでも人は生きていく。この本が面白かったので他の作品も読んでみようかな~と思います。
# by wenniao | 2011-07-31 13:37 | こんな本読んだ(Book) | Comments(0)

月末大忙しと頭の整理

 昨日は月末最終配送もあって、超激務。
どうやら上からノルマっぽい数字がでたようで、時々営業さんから
「オレ今いくら??」(売上金額)
の問い合わせとともに、無理やり獲得した追加注文電話がじゃかじゃかかかってきて、むりやり物流にお願いしたりで、てんやわんやでした。案件をいっぱいかかえて次々処理するのって・・・いつまで私の頭でできるんだろうか、こんな複雑怪奇なこと、と思わずにはいられない状況でした。ふ~・・・疲労(頭が)。
 もう一人のパートさんと
「毎度わかってるなら月初からその調子でやってくれよ・・・」とため息(笑)。
人間追いつめられないと、なかなか本気が出ない。人を見ているとホントによくわかる。

 月末なので、家にたまったDMなどを整理。
いやいや、ホントにいろいろためこんだものだ。
ここ数カ月家計簿もいい加減につけていたんですが、生命保険見直しとともに、
「お金はやっぱり大事だ~」と再認識。
だんだん収入の先が見えてきたからだろうな。
クレジットカード見直し、保険見直し、預貯金見直し、など時々火がつくんですよね(笑)
日々おしりに火がついてないとしっかりした主婦ではないんでしょうけども。あまりに神経使うと疲れるので日ごろは見て見ぬふりしている、「どんぶり勘定」女なんで・・・。

 10年先、20年先、本当に予測不可な中、「生きているとして」どうしていくか。
今の時期だからまだ間に合う、もしくは考えなくちゃいけない時期なのかなと思います。
ライフプランってやつ?考えすぎない程度に考えないと、と思うんですけど、「不測の事態」に備えるために頭を使うのでなんだか疲れます。
 でも使うべき時には使い、締める時には締める、という基本は大事にしたい。

 問題はこの円高、日経株価低迷・・・この先少子高齢化の日本の経済が活気づくとも思えない。
今結構各国通貨ばらばらで持っている方なのだけど、みんなドルにつられるからさ・・・困ったもんです。
世界どこも景気悪いし・・・大丈夫なんだろか。中国は景気いいけど、あやうい国ですしね。ふ~・・・
まあ考え過ぎてもなんですから、1円をコツコツ大事にしていくことにしましょう・・・てこれに尽きちゃうあたりが我ながら情けない(>_<)。
 
# by wenniao | 2011-07-30 12:46 | 生活(Life Style) | Comments(2)

「あいこ」です

「あいこ」です_f0067385_2214177.jpg

 今回は気合いを入れた母が少々お高い種を買い、大事に育てた「アイコ」ちゃん。
プチトマトよりちょっぴり細長いけど、美味しいです。近所でも育てている人多いようです。
 畑でも育てているので、現在収穫真っ最中なため、大量の「アイコ」ちゃんに嬉しい悲鳴・・・
 ところがこれ、皮が少々硬いんですよね・・・
母は以前プチトマトの皮が喉につかえ、死にそうになったことがありまして(ほんとです)。それいらい、トマトの皮には恐怖感を覚えているようです。しかもダンナさんは大きいトマトが好きだときたもんだ。
 湯煎して皮をむいて、ってちょっと面倒。

 せっかくとれたのにパクパク食べるのは私だけです(^^ゞ 
# by wenniao | 2011-07-28 22:24 | 生活(Life Style) | Comments(4)

気になる近所の3店舗をはしごしました。

 今日は午前中は保険相談。
去年更新前に大変悩んで結局タイムアップで自動更新されてしまった大手保険。
「なんとかせにゃ~!」と予約した所は5年ほど前違う場所で相談した同じ方が担当という奇遇。
 いやいや、ほんと、保険の仕組みってちゃんとした人に説明されればわかるんだわ。
大手保険会社のレディさんに話をきいてもちんぷんかんぷんで、
「どうせ会社に得になる話ししかしてないんだろうな」
と思うとますます聞く耳もたなくなっちゃう。第3者的意見を聞くのって大事だと思います。
 今回はこれを機に大幅見直しします。ついでに円高メリットを生かしたドル建て保険にも加入検討中。なにか機会がないとスイッチ入らないから一気にやりますとも!

 で、ダンナが休みだったので気になっていたお食事処をはしごしてみました。

①まず、千葉市中央図書館に付属しているレストラン。
ここは前「ベネチアン」というレストランでしたが、撤退し6月終わりからバイキング形式のレストランに変身しています。大盛況~。
「580円」という値段設定がいいのかも。「Aから1つ、Bから1つ、Cから3つ選んでください」といわれ、最後にご飯とお味噌汁、サラダと漬物はサービス。かなりのボリュームでびっくりした!それも結構いろいろ種類がとれるので年配の方が多いような。ラーメンだって600円、ちょっとしたお弁当だってそのくらいするもんね~それに比べればヘルシーでお得感ある。自宅で作れそうなものばかりといったらそれまでだけど、これをちょこちょこ少しずつ作るのはまず無理だし。
気になる近所の3店舗をはしごしました。_f0067385_22444296.jpg


②次にコーヒー飲みに、「コーヒーハウス」へ。
 東寺山にあります。実は会社のすご~いお得意様で、毎日電話しているんですが、行ったのは初めて。なかなか他にない「喫茶色」強い居心地の良いお店でした。広いし雑誌おいてあるし、明るいし。今、コーヒーといったら、シアトル系かドトール、サンマルク、とかどの道チェーン店が多いから、なんか新鮮で良かった。テーブルも広くていいなぁ。(ドトールの丸テーブルは嫌いさ)

③作草部トップマート横の回転ずし「かいおう」
 ここもオープン間もない所。前「くら寿司」だったとこで、撤退してず~っと空きテナントでした。
富山の回転ずしのお店らしく、お酒の試飲コーナーとか、キッズコーナー(遊び場)、縁日コーナー(チョコレートファウンテンがあったな)などもあります。
 気持ちご飯の量が少ない気がするので、沢山食べたい人は物足りないかも?でも普通に美味しかったです。オーダーすると新幹線にのってダッシュ到着するのが子供にはウケルかも。(こんなものでもきっと追突はしないんだろう、日本の技術力)

 震災以後外食産業は低迷続行中です。みなさん、たまにはお外で食べましょう。
 
# by wenniao | 2011-07-27 22:31 | こんなもの食べた(Food) | Comments(0)

「ダブル・ファンタジー」 村山由佳 著

 世間一般の夏休みに突入し、仕事もすいて来たので思いっきり本が読める嬉しい時期になりました。
幸いここ数日涼しい~し。 
 前から気になっていた小説。村山由佳さんというと、さわやかな青春恋愛もの、というイメージがあったんですけど、これは・・・かなり違います。一般的に言われる女性作家の書く「官能小説」に近い。表紙もなかなかきわどいです(裏表紙が)。

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 でもどうも脚本家の主人公にはあまり魅力を感じなかったなぁ~。どうしても「業界人ってこういう人多い」という先入観があるからか。これこそまさに肉食系女子。
 途中テレビ取材で初めて香港に行き、天后廟の近くで文鳥占いをしてもらうシーンがあって。
え~!あるの、香港にも・・・。一度占ってほしい~ピーちゃんに!(すごくあたってた)
 この本を読んで、ここに興奮する人もいないでしょ、って感じですけどね(笑)。
香港がでてきたので、梁朝偉先生が出ている「ラスト・コーション」(色・戒)を思いだしました。

 そして、やっぱりさすが村山さんだと思いました。ご自身も鴨川で自給自足のような生活をしてらしたのを離婚を機にひきはらったと聞いているので、私小説に近いのでしょうね。作家って本当にすごいです。
 ところどころに「図星」という箇所がちりばめられていて、自分とはかけ離れた主人公だけど、時々共感させられる感じ、いい距離感でした。ラストのまとめ方も実に素晴らしい。

「ダブル・ファンタジー」ってジョンレノンとオノヨーコのアルバムのタイトルなんだそうで、ちょこっとそのことにも触れています。どんなに好きで一緒にいても、実は男女観ている視線が違う。なかなか同じ時に同じ感情で同一方向を見ることはできいないもんですね・・・。
# by wenniao | 2011-07-25 23:29 | こんな本読んだ(Book) | Comments(0)